むし歯CAVITIES
むし歯は早めに治療を!
こんな症状は
ありませんか?
むし歯を放置すると大人も子どもも歯を失ってしまう可能性があります。下記のようなお口や歯に関するお悩み・症状はありませんか。
むし歯の原因
むし歯の原因は、歯の脱灰と再石灰化のバランスが崩れることにあります。
食後、お口の中ではこのような変化が起きています。
- 1.食事の糖分とむし歯菌が結びつき
酸を作る - 2.酸により歯の表面にあるエナメル質
などが溶ける(脱灰) - 3.食後、唾液の働きになる歯の表面が
もとに戻る(再石灰化)
このように、食べ残しや磨き残しにより、むし歯菌が活発な時間が続くと脱灰と再石灰化のバランスが崩れむし歯になります。
乳歯のむし歯も
治療しましょう
乳歯や生えたばかりの永久歯は歯質が弱く、大人の歯よりむし歯になりやすいため注意しましょう。
乳歯のむし歯を放置すると、こんなデメリットがあります。
- 乳歯のむし歯も悪化すると痛む
- あとから生えてくる永久歯も
むし歯になりやすくなる - 歯並びが悪くなる可能性がある
- 顎の発育に影響を及ぼす
乳歯は生え変わるものですが、お子さんがすこやかに成長できるように、日ごろからむし歯を予防して、むし歯になってしまったときは治療を受けてください。
歯科医院は、歯が生え始める0歳ごろから予防や治療のために通院していただけます。
むし歯の進行と治療
むし歯は、初期の段階では痛みなどの自覚症状がありません。痛みがある、歯が黒いといった症状はすでにむし歯がある程度進行している段階です。
放置しているとさらに痛みが強くなったり、熱が出たりすることもあるため、早めに歯科医院を受診しましょう。
▶CO
むし歯の最初期段階で、痛みなどの自覚症状はほぼありません。
歯の表面のミネラル分が溶けだし、歯の表面が白く濁った状態や、歯の一部が濃い白色になります。
この段階では、適切なブラッシングでお口の中を清潔に保ち、フッ素塗布で再石灰化を促せば自然治癒が望める段階です。
また、フッ素塗布はむし歯予防にもつながります。
▶C1
歯の表面のエナメル質がむし歯になった、初期段階です。
痛みやしみるといった自覚症状は、ほぼありません。そのため自分では気づきにくい段階です。歯のエナメル質が溶け、歯が少し黒ずんでいたり、小さな穴があいていたりする状態です。
むし歯菌の感染がみられる部分を削り、歯科用のプラスチックなどを使用し白い詰め物をします。
▶C2
歯の内側にある象牙質まで、むし歯菌の感染が進行した状態です。
この段階では、象牙質の奥にある神経(歯髄)が刺激され、痛みがある、冷たいものを飲んだり食べたりするとしみるなどの自覚症状がみられます。
むし歯菌に感染した部分を削り、歯科用プラスチックや金属、セラミックなどを使用し、詰め物や被せ物をして治療します。
▶C3
歯の内側にある象牙質の奥にある、神経(歯髄)にまでむし歯が進行した状態です。
神経が炎症を起こしているため、何もしなくても強い痛みがある、歯ぐきや頬が腫れるなどの症状が出ます。
神経を抜き、神経が入っていた根管を洗浄消毒したのち、無菌状態にして被せ物をします。根管の治療には何度か通院が必要です。
▶C4
歯冠(目に見えている部分の歯)がすべて溶けてなくなり、むし歯菌が歯の根にまで到達した状態です。
歯の神経が死んでしまっているため、痛みはありません。しかし、歯根の先に膿が溜まってしまうと、細菌が血管に入り全身に回ってしまう菌血症を引き起すリスクがあります。
歯を残すことが難しいため抜歯を行い、インプラントや入れ歯などの義歯を使用して歯の機能を補います。
むし歯で歯を失わない
よう治療しましょう
むし歯は初期段階では自覚症状がありません。しかし、むし歯を放置してしまえば歯が溶けてなくなってしまい、抜歯するしかなくなることもあります。これは、子どもでも大人でも起こりうることです。
むし歯は感染症であるため、自覚症状がない段階から家族みんなで丁寧に歯磨きを行い、定期検診を受けましょう。万が一歯を失ってしまった場合は、入れ歯やインプラントで歯を補う治療方法もありますが、自分の歯に勝る義歯はありません。
「むし歯かもしれない」「むし歯の詰め物が取れてしまった」などのお悩みは、「柏たなかデンタルクリニック」へご相談ください。